「黒人記者が語る『抗議デモ』と『人種主義』」を読んで

この投稿では、日本人の定義をこんなふうに考えてみます。

日本人とは、日本または海外に住む、「私は日本人である」と考える人のうち、「日本人は、すべて、私のようにあるべきだ」と信じている人のこと。

どうでしょう。何か、変だと思いませんか。

上記の定義で、話を進めていきます。

日本人が、Black Lives Matterと主張する抗議デモを見聞きするとき、3つの間違いが生まれます。

ひとつめは、「抗議デモの引き金となった、白人の警察官などが黒人の市民に対して行う不合理な行為は、頻繁に起こるものではない」という認識です。
これは、間違いです。理由は、次の動画を見れば理解できます。



ふたつめは、「抗議デモは、私たち日本人には関係がない」という認識です。
これは、間違いです。理由は、私たち日本人は、差別されているからです。バイエ・マクニールさんが書いているとおり、そうでなければ、アメリカは日本に原爆を落とさなかったでしょう。

みっつめは、「抗議デモを見聞きしても、私は、何もしていない。何もしていないのだから、ほめられることもないが、責められることもないはずだ」という認識です。
これは、間違いです。理由は、見聞きして何もしないことは、それを認めることを意味するからです。

私がこの3つの間違いに気づいたのは、最近のことでした。この3つの間違いに気づいたあとに、自分の中に「日本人ではない人」に対する恐怖心があることにも気づきました。

私は今、怒りの感情を持っています。また、"Our Lives Matter"とも、思っています。

知ること、疑問を持つことを続けたいです。そして、手の届く範囲の私の世界を変えていきたいです。

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