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ラ・ホルナダ

『うさぎ!』でおなじみの、革新的記事でいっぱいだというメキシコの新聞「ラ・ホルナダ」。 著者の奥様、エリザベス・コールさんが長く寄稿しているそうです。 そうだったのか! いろいろと話がつながって、探偵小説のようだ・・・。 奥様のお話は、 こちら 。

機械が人の上に立つ

この生きている時間の中で、どのくらいの時間を買うことに費やしているんだろう?と、思ったのです。最近、百貨店で。 眠る時間と同じくらいの時間を費やしているんじゃないだろうか。 しかも、そこでの店員さんの動きは、かなり周到に操られてる。『うさぎ!』で言う「灰色」に。 その日は特別な割り引きが受けられる日で、いくつか品物を選んで店員さんに割り引き後の値段を聞いた。「このクーポンをお持ちでしたら、この金額になると思います。」 ・・・「思います」?確信はできないらしいのです。複数の割り引きの権利を持っていたんですが、それが併用できるのか、ポイントはどのくらいになるのか、はっきり分からないらしい。 「レジに通してきますのでお待ちください」と店員さんは、値段をレジの機械に聞きに行った。 機械に聞きに行ったのですよ、上司にとかではなく。 「○○円でした、この割り引きとこの割り引きは併用できないみたいですね」 なるほど・・・この感じか~と妙に納得してしまいました。 最近の割り引き制度・ポイント制度って複雑で、ぱっと見ただけじゃいくらか分からない場合って、そういえば多くなったな、と。 ポイントが貯まるから、その分は後で得だけど、クレジットカードじゃないとポイントはつかなくて、この割り引きと一緒だとポイント率が下がる・・・え、二点買うと二割引?期間限定ポイント三倍?期間限定ポイントの期限は一ヶ月で、100ポイント貯まらないと使えない?どうしよう・・・、みたいな。 どれだけ迷わせるかを競ってるようにすら、思えてくる。 そんな中、絶対的な権力を持つのが、レジの機械。 バーコードやカードを通せば、ぴたりと正解を導いてくれる。店員さんはそれに従ってれば、怒られない。お客さんにも「レジでこう出たので、この割り引きはポイントがつきません」と堂々と説明できる、魔法の箱。 ああこうやって、「灰色」は、人びとを動かしてるんだなあ~。 そのたくらみはもう、私たちの生活に浸透してる。 できるだけあらがいたい。 買う時間より、つくる時間を大事にしていきたいな。

ほぼ日の元世界銀行西水さんのお話

援助のこと。現場に入るということ。 「貧しい」の定義。体を生かすだけの生活・・・ うさぎ!読者のみなさまにぜひ読んでいただきたいインタビューです。 「 ほぼ日刊イトイ新聞 それはまるで、ダンスのように。 」