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第36話を読書中

『子どもと昔話』の、2014年の秋号が手元に届きました。 巻頭のエリザベス・コールさんの連載では、 ozkn.netで注目された写真家さんの作品が掲載されています。 連載『うさぎ!』の後ろには、 「うさぎ!を読む会の報告」という新しい連載が始まりました。 今回は、気流舎さんが寄稿されています。 楽しみにしている、牧子さんのエッセイに、 日本含め世界各国の昔話。 (夜な夜な、子どもたちに読み聞かせしています。) 小澤先生の、日本についてのエッセイ。 若い日の記録、 昔話の文法を解説したコーナーなど・・・。 時間をかけて読んでしまう読み物が入っています。 今回の『うさぎ!』では、 以前の号の「ドル・ギャップ問題」、 戦後の絵本の国の復興の裏側について 考察がさらに深く進められています。 私の心の中には、今 「世界は、どうにでも発展できた」 そして 「世界は、どうにでも発展できる」 という、『我ら、時』にも表現されている考え方が、 ぽかっと浮かんでいます。 絵本の国のご先祖様のことを 思ったりしています。 ✦ 追記(10月22日) 川に冷やされたラムネを撮影され、インタビューが掲載された 西山春希さん 。 ご自身のタンブラー をご紹介くださいました。

昔話へのご招待

小澤先生の、ラジオ番組。 タブレットで聴きました。 インドネシアの昔話の回 でした。 ◇ 世界中の昔話に、 共通する文法がある。 極端な状況の出現、 同じ言葉の繰り返し、 シーンの進み方のシンプルさなど。 そして、 いろんな国で、同じようなテーマの昔話が、 共存しているということ。 日本にも、同じような話がある。 口承ならではの特徴は、 国境や民族の境に 遮られることがない。 ◇ 動物の鳴き声が、 国によって、 異なる言葉でとらえられること。 例えば、今回の昔話に出てきた、にわとりの鳴き声も 国によってとらえ方が異なる。 日本では、コケコッコー。 これにまつわり、 子どもが小さかった頃の思い出。 ドイツに家族で渡ったばかりの頃、 下の子(3歳)は、ドイツ語が話せず 不安な気持ちでいた。 家族で散歩をしていると、 にわとりが鳴いた。 すると、3歳の次男は 「にわとりは、日本語で鳴いてら」と。 確かに日本語を話す私たちには、 「コケコッコー」と聞こえた。 子どもは少々安堵した様子。 親はおかしくて笑った。 そのことが、すごく心に残っている、と小澤先生。