2018年5月9日水曜日

目次/ただいまの状況

小沢健二さんの連載寓話『うさぎ!』の感想を綴るブログです。



✦2018年5月:春の空気に虹をかけ 感想文

✦2017年10月31日:小沢健二の連載小説『うさぎ!』はどこで買える?
✦2017年10月:『子どもと昔話73』うさぎ!休載

✦2017年2月27日:2017年2月の小沢健二さんにまつわる出来事たち 
✦2017年冬号『子どもと昔話』うさぎ!第43話
✦2016年11月14日:『子どもと昔話69』うさぎ!第42話
✦2016年夏号『子どもと昔話』にては『うさぎ!』休載
✦2016年7月5日:魔法的を語り合う 縦書き版はこちら
✦2016年5月27日:魔法的
✦2016年4月20日:2016年春号の『子どもと昔話』が届きました

✦2015年9月2日:64号(うさぎ!39話)を読んで
✦2015年7月24日:小沢健二の『うさぎ!』とは?
✦2015年6月15日発行 『MONKEY Vol.6 音楽の聞こえる話』に小沢健二さんがエッセイを寄稿。

大きな反響を呼んだ「第24話 原発について」は、著者公式サイトで読めます(うさぎ!第24話ネット公開によせて)。痛みについての「第9話」抜粋も。

 本サイトの目次


以下、各話のタイトルは著者による表現ではありません。分かりやすさのため、私・サイト作者が勝手につけたものです。ご了承ください。
印=人気記事(アクセス数を根拠にしています)

第1話 昔むかし、あるところに 
第2話 旅立ち 
第3話 灰色の演説
第4話 「資本主義」はまともに存在していない
第5話 水
第6話 ジャーナリスト/ここまできた世の中だからこそ
第7話 時と空間がくっついて、離れがたくなっているもの
第8話  坑道で 
第9話 坑廃水
第10話 絵本の国
第11話 食
第12話 NPM
第13話 善意でめっちゃくちゃ
第14話 メディア
第15話 パレスチナ問題
第16話 ホワイトサプレマシー
第17話 「○○との戦い」
第18話 戦いの一局面が、終わる
第19話、第20話 小沢健二に聞く
第21話 メキシコ
第22話 もう古いの計画
第23話 エジプト革命
第24話 原発
第25話 ロサンゼルス
第26話  第1話を再録
第27話 スチャダラパーの三人が『うさぎ!』をめぐって語る
第28話 白人優越主義
第29話 選挙
第30話 「低関心」と広告
第31話 現実は意思でつくられる 
第32話 大雑誌・大新聞の記事と広告
第33話 広告は若者に忠誠心を植え付ける 
第34話 日米「同盟」 
金曜の東京
第35話 戦後の再デザイン
第36話を読書中(10月22日追記)
戦後の絵本の国のこと

 灰色という名づけの妙
 なぜ「絵本の国」か
 なぜうさぎか

 うさぎさんへ 『セラピー的な』読みました 
 小沢牧子さんの『「心の専門家」はいらない』を読みました
 泡について 
 痛みとしてのファッション(装苑のうさぎ!番外編を読んで)
 小説というより書簡として
 灰色とは?

 引用先文献『脱資本主義宣言』を読んで 
 ラ・ホルナダ
 機械が人の上に立つ
 働くを思う
 小沢健二さんに第一子誕生、現状と今後 
 ありがとう

 トランプを一枚報告書

2018年5月8日火曜日

春の空気に虹をかけ 感想文


人ってきれいだな。
光ってきれいだな。

と心が喜ぶような夜でした。

光で、舞台と客席がつながって、
歌で、舞台と客席がつながって、
みんなで一緒にきれいな夜をつくっているようでした。

演奏者さんたちと、観客の間に
垣根がなくて、一緒だったと思います。

そして、長年の小沢健二ファンだけでなく、
「小沢健二、なつかしい」
「小沢健二、生きてたんだ?」
というみなさんがとても楽しめる仕組みに
なっていたと思います。

管楽器の演奏家さんのみなさん、
それから弦楽器の演奏家のみなさんが、
それぞれの空き時間に
それぞれの踊りや身振りでオーディエンスと
通信していたのがすてきでした。

ハープの音がすごくきれいでうっとりしました。

大好きな白根さんのドラム。
今回のフクロウも最高でした。

ギターの力、安定して届いてきました。

服部さんの指揮、美しかったです。

満島さんが自分の存在感を自在に操る様子は
圧巻でした。
出るところと引くところの強弱の付け方が
すばらしかったです。

満島さんとのコントラストで、小沢さんの格好よさが
際立って、美しかったです。

視覚的に忘れられないのは「いちごが染まる」
音として忘れられないのは「フクロウの声が聞こえる」です。
個人的にうれしかったのは「ビバップ」と「あらし」です。
「神秘的」のところで泣きそうになりました。

満島さんが光を反射させていく演出が
好きでした。光をつかむのが楽しかったです。

観客席では、隣の男女も前の女子たちも
体を揺らしてすごく歌っていました。
特に男子のところは、隣の人ががんばっていました。
ずっとがんがん踊っていた隣の男性が、
「ある光」のときだけ踊らずに直立不動で
舞台を凝視していたのが印象的でした。

私たちの歌、舞台で聞いたら、どんな感じだったんでしょうか。

また一緒に歌えるときが来ることを
楽しみにしています。 




2017年10月30日月曜日

小沢健二の連載小説『うさぎ!』はどこで買える?

小沢健二さんの『うさぎ!』はその一部が単行本としてまとめられたことがあり、ご本人のライブツアーのポップアップショップなどで買うことができました。ですが、普通の書店、本屋さんでは扱われていません。

『うさぎ!』が連載されている『子どもと昔話』という年に4回発行される冊子があり、こちらは大きな図書館に置かれていることがあります。京都のホホホ座さんや、下北沢の気流舎さんなど、少数のすてきな本屋さんにも並んでいるようです。

というわけで、『うさぎ!』を読まれたい方は大きな図書館に行ってみて『子どもと昔話』を探してみることをおすすめします。近くにすてきな本屋さんがある場合も探してみてはいかがでしょう。

もっと手っ取り早いのが『子どもと昔話』を購読する方法です。年に3千円台のお値段で、年に4回、冊子がご自宅に届きます。(ただ、現在:2017年10月、小沢さんは音楽活動においそがしいために『うさぎ!』を休載されています。)

2017年2月27日月曜日

2017年2月の小沢健二さんにまつわる出来事たち

「うさぎ!」「子どもと昔話」をご愛読のみなさま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

さて、小沢健二さんの連載小説(寓話、エッセイのような物語)「うさぎ!」はここ43の季節において、ずっと、そっと、時に熱く、連載され続けてきました。

43の季節(余りあり)、読者のみなさんと小沢健二さんは場を超え、同じ場所にい続けたわけであります。

そういうわけで、小沢健二さんのシングルが久しぶりに売り出されてからよく聞く「お帰りなさい」に対して、「オザケンは帰ってきたわけじゃなくて、ずっといました、そこここに」と心の中で何度かつぶやいている今日この頃です。

朝日新聞に載った一面広告の文章、おもしろかったですね。2017年冬のうさぎ!第43話とのつながりを感じながら、感慨深く読みました。(公式サイト「ひふみよ」にも掲載されています。)みなさんはどう感じられたでしょうか。

ビバ、ガラパゴス!

この響きが妙によくなじんで、笑いたくなるような、勇気づけられるような気持ちがします。

日本人デザイナーのつくるデニムの話が、ラジオ「きらクラ!」に登場していました。日曜の昼下がり、お聞きになったでしょうか?(私は、子どもたちを遊び場に送迎しながら、遊びが終わるのを待ちながら、インターネットラジオで聞きました。ラジオ、どうやって聞くんだ?と思ったら、タブレットにちゃんと「ラジオ」というメニューが用意されていました。初めて使った機能。)

日本の人じゃない人が奏でる、雅楽。ジーンズ文化の人じゃない人がデザインする、デニム。そのときに際立ち、明らかになるもの。

自分たちが持っているものと、持っていないもの。人の脳は欠けた部分に意識が行くようになっていると誰かが言っていました(そうだ、学校の保護者講座に来ていた心理学の先生)。持っているものには無頓着になり、欠けているものに執着してしまう、確かにそんなところはあるような気がします。

日本の食パン、日本のデニム。そんな光を小沢さんと小沢さんのご家族が見つけて、こちらに光を返してくれる、そんなやりとり。光を鏡で反射させて、光の欠片を壁に映すようなそんなことに、無心になって、くすっと笑ってしまうんです。

同じようなことを、私は吉本ばななさんからも受け取っています。だんだん訓練されて、自分でも見つけられるようになっていけたらいいなと思います。日本のよさ、自分のよさに気づくドリル。

この課題をご一緒に。軽やかに、笑いながら。

2017年2月27日 春日ひまわり

2016年11月14日月曜日

子どもと昔話69 うさぎ!第42話 きららの断章連作

“切れていく人のつながり ”

うさぎ!の次のページに載る、下河辺牧子さんの『老いの場所から』 の一節。アメリカ大統領選挙の直後の今、何とも目に吸いつくような表現です。

花をつくる、世話する時間もなく、電気を吸い取らせた電子機器に何時間も向かう私たち。つながりは消え、街から花が減る……。ドイツでもその様子が見られると言います。

つながり。灰色の嫌うもの。灰色は断絶、孤立を好む。devideという単語を聞く今、灰色はにやにやとしているでしょうか。

もっと大きく、もっと強く。その願いを電気が叶えてきた。同時に、私たちは電気に縛られています。電気が止まればとても困る。ないと困るものは、私たちを縛ります。「縛られているなあ」と、気づく、思うスポットを与えてくれる、そんな『子どもと昔話』です。

集まること、つくること。団結すること。灰色が嫌うことを、日々、していきたい。スマートフォンも使いよう。何万人ものデモも起こせる。離れた仲間を1つのスクリーンに集めて、みんなで花火のような場をつくることもできる。

まだ誰も見たことのない一日を、みんなで迎える。今、何ができるかな。それは大きなことじゃなく、小さなことであるはずです。

春日ひまわり