子どもと昔話69 うさぎ!第42話 きららの断章連作
“切れていく人のつながり ”
うさぎ!の次のページに載る、下河辺牧子さんの『老いの場所から』 の一節。アメリカ大統領選挙の直後の今、何とも目に吸いつくような表現です。
花をつくる、世話する時間もなく、電気を吸い取らせた電子機器に何時間も向かう私たち。つながりは消え、街から花が減る……。ドイツでもその様子が見られると言います。
つながり。灰色の嫌うもの。灰色は断絶、孤立を好む。devideという単語を聞く今、灰色はにやにやとしているでしょうか。
もっと大きく、もっと強く。その願いを電気が叶えてきた。同時に、私たちは電気に縛られています。電気が止まればとても困る。ないと困るものは、私たちを縛ります。「縛られているなあ」と、気づく、思うスポットを与えてくれる、そんな『子どもと昔話』です。
集まること、つくること。団結すること。灰色が嫌うことを、日々、していきたい。スマートフォンも使いよう。何万人ものデモも起こせる。離れた仲間を1つのスクリーンに集めて、みんなで花火のような場をつくることもできる。
まだ誰も見たことのない一日を、みんなで迎える。今、何ができるかな。それは大きなことじゃなく、小さなことであるはずです。
春日ひまわり
自宅でうさぎ!を読む会をしている者です。
返信削除時々参考にさせて頂いています。
今、何が出来るかな。それは大きな事じゃなく、小さなことであるはずです。
同感です。
コメントありがとうございます。今も、手の届く範囲で、できることを探しています。
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