2012年10月3日水曜日

泡について

もこもこと立つ泡。

いろんな洗剤が立てる泡。


日本人は洗うことがすきだと言う。

女性のお肌のお手入れにしても、朝に泡洗顔、夜にクレンジング(化粧落とし)と泡洗顔、がふつう。

ところで石けんの泡は、汚れに出会うと減る。汚れを落とすには、汚れの程度に見合った泡が立つ石けん量を見極めなくてはいけない。

しかし合成洗剤の中には、泡がなかなか消えないものが多い。汚れに出会っても、泡はそれほど減らない。

もくもくの泡は、きれいにしてくれる気がする。汚れの上を覆って、汚れを見せなくする。

そして水で洗い流せば、きれいになった気分になれる。

でも、よく見ると、落ちていない汚れが残っていることもある。


歯医者さんに行って、歯みがき粉を使わずに歯みがきするように指導されたことがある。

あの泡ぶくぶくで歯みがきすると、泡で汚れが見えなくなるし、たいしてブラッシングしなくてもみがいた気になってしまうのだそうだ。


そういうことを、『うさぎ!』を読んで思い出した。

世の中にも泡ぶくぶくのきれいなイメージで汚れを見ないようにしているところが、たくさんあるな、と思ったのだ。

汚れを隠して、「洗った」気分だけを盛り上げる。

残った汚れは、「新製品で落としましょう!」、ですか。


きれいなイメージには気をつけたい。

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