うさぎさんへ 『セラピー的な』読みました

はじめまして。
ここ一ヶ月ほど、うさぎさんたちのお話や記事を読んでいます。

『企業的な社会、セラピー的な社会』を読みました。

絵本の国では、けっこう多くの人が、セラピーではなく占いに行くのを知ってますか?

東京の有名な街々には、その街の代表的な占い師さんがいたりするんですよ。あ、小沢さんが東京にいらした頃にもそうだったと思うので、聞いているかもしれませんね。不安や痛みを抱えた人たちが、こっそりと行くようですよ。

上から監視される状況に最終的にはめ込まれる、とか、上下関係がないという建前の元にある上下関係とか、読んでいてはっとするところが多かったです。


そうそう、燃費って言葉は知っていますか。

車の広告に必ず載る言葉。ガソリン一リットルで何キロ走れるかを示す言葉です。燃費がいい、燃費が悪い、というふうに使われて、車の性能を示す指標の中でも重要視されています。

この燃費、長い距離を走ると、いい数値が出るんですよ。近距離の移動を繰り返すと、どんどん燃費が悪くなっていくんです。おもしろいでしょう?


「不適切な希望」のところを読んで、どうしても思い浮かべてしまったのが、私にとって身近なある集まりのことでした。

「平等に何でも話してください」という看板があるのですが、指される人が決まっていたり、指されない人が決まっていたりするようなんです。

どうやら主催側にとって「不適切な希望」を持った人の意見は、なかったことにされてしまうらしい。私も最近はめっきり指されません。


ささいなことなんですが、そういうのを目にして、最近は「あまり期待をするのはやめよう」と思っていた矢先に、『セラピー的』を読んだので驚きました。

なので、これからは、希望を大きく持とうと思います。


私の長男もサンドイッチが大好きです。この前、めったにないお弁当の日にサンドイッチを持たせたら、誇らしげに帰ってきました。

またうさぎさんたちのお話を楽しみにしています。

追記

セルフ・エスティームは、絵本語だと自己肯定、自己尊重、自尊心などと訳されているようです。

私の中学校の卒業式で、校長さんが「自己実現」と言っていましたが、この言葉も近いですね。

いい印象をまとった言葉です。小沢牧子さんの『心の専門家はいらない』も読んでみます。小沢さんは『子どもの場所から』でも学校教育の「心のノート」に注意を向けていましたね。

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