第28話 白人優越主義
書き手:トゥラルパン
コンサート「東京の街が奏でる」の最後の場面
ラブロン・ジェイムスの移籍に対するメディア批判(2010年)
髪の毛、バービー人形
メディアでリピートされることで意味が変わってくる
人種主義と企業主義という二つの大きな仕組み
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マイアミ・ヒートは2011年-2012年期のNBAファイナルで優勝を果たした。ファイナルMVPはレブロン・ジェームズ。
私たちはいつでも位置づけられている。仕組みから、社会から、周りから。
そのことを意識していたいと思う。
髪の毛のこと。日本の女性は、生まれつきは黒髪である人が多い。太くて直毛の髪を持つ人が多い。くるくるっとしたカールがついている人が少数いる。うねるような癖を持つ人もいる。
美容院に行くと、カラーやパーマをして、茶色にしたりカールをつけたりする人が多い。特にカラーは一般的で、薬剤を買ってきて自宅で染める人も多い。髪の毛が伸びてくると、根元だけ黒くなって目立つ。カラーやパーマを繰り返すことで髪は傷む。
黒い髪はおしゃれじゃない、という意識は今も根強いと思う。「見た目に重苦しいし、軽さが出ない」そうだ。
「重苦しい」か。
服装もそうだし、メイクもそうだし、いろんな分野で洋式化されてしまっているから、髪型だけ和式にするわけにはいかないという感じだ。
和服にして、和服に合うヘアメイクをすればいいのだけど。それをしたら周囲になじめなくなる。
日本人であることで、周りは私をどう位置づけるだろう。「賢い消費者」として?「理想的なフォロワー」として?
個人の意識はまったく自由だが、それとは独立して、周りからの意味づけも必ず存在する。
「こう振る舞いなさい」「こうありなさい」「そんなことを考えてはいけません」・・・あらゆる時に、一斉に鳴り出す、警告音のように。
それに従うふりをする。時に、聞こえないふりを、してみる。
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