2012年9月24日月曜日

第24話/原発



主な話者:きらら。雑誌「毎日の環境学」に書いた記事


原爆が投下されて始まったアトミック・エイジ(原子力の時代)
サイオプ(心理学的作戦)としての、原子力の平和利用/原発
プライス=アンダーソン法(PA法)が開いた、原発推進の道


原発問題は軍事問題のように思える。きららは、そう結論づけます。




衝撃の第24話。発表当時から反響がすごかったと聞きます。

2012年の夏(大震災から一年四ヵ月後)にも、この第24話は著者の公式サイト「ひふみよ」で無料公開され、先立って公開された「金曜の東京」というデモに関する文章とともに、話題を呼びました。

第24話は、大震災が起きて間もなく執筆されたようです(『子どもと昔話』の2011年夏号掲載)。著者の思いが響いてきます。


これを読んで、それこそ「イメージ」でしかなかった原発についてもっと知りたいと思い、いくつか関連する本を読んでみたり、ニュースに目を向けたりし始めることができました。

それまでは、目を背けていました。苦しくて、考えたくなくて。

でも無知は何も生まないし、何もしないことこそが、実は何かに加担することになっているのかもしれない、と『うさぎ!』を読んで考えが変わったのでした。

そして見えてきたのは、とある「専門家」さんたちの、敬意に値しない言動。それから、国の、無言の主張と嘘。いろんな人の、人びとの、過剰な煽り。怖がらせて脅して言うことを聞かせようとする、多方向からの作戦。

今まで「そんなことあるわけないよ」と思っていた事々だった。


放射線の影響に閾値はないとして、厳密な放射線管理を主張する専門家もいれば、少量の放射線は健康に役立つとして過剰な反応をいさめる人も。その産業に関わる死者数から考えて、原子力発電は他の方法よりはるかに安全だと主張する専門家もいる。

ただ、今の私に一番響いてきたのは、ある福島の人がインタビューに答えて「一時帰宅のとき、家の周りで地を這う生き物、ねずみや虫や、そういう生き物たちがみんな死んでいた」と言っていたこと。それから、原子力で電気を作ったあとの廃棄物が無害化するまで10万年かかるということ。このふたつで、ほぼ、自分の中では答えが出ている。


国のなりふりを見ていても、原子力の問題はエネルギーの問題だけではないことは、分かる。原発が動かなかった間にも、電気は足りていたのだから。

国はどうしても動かしたい。なぜ?

その答えの背骨が、第24話にあるのだと思う。

実際に民意は無視されている。他に理由があるからだ。


てこずらせる国になれるか。望みは捨てずに。

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