2012年9月23日日曜日

第23話/エジプト革命


主な話者:トゥラルパン

エジプト革命。トゥラルパンは、革命の前線で起こった何千人対何千人の生喧嘩の生中継を見ていました。

絵本の国では絶対に放送されない映像。

なぜか知っていること、なぜかまったく知らない、知らされないこと。その仕組み。

灰色は人びとの記憶を塗り替える。偽の知で埋め尽くす。



今日のラジオニュース(NHK第一):ベネズエラの大統領選挙が、近日行われる。チャベス大統領は貧困層に対して厚い支援政策を行うなど、一部からは「ばらまき」の政策だと批判されていて、インフレの一因をつくったとされ、他候補への支持が高まっている。もし左派である現大統領の交代が決まれば、ロシアなどの国家関係への大きな影響が出ると予想される。


ロイターのネットニュース:反米左派のチャベス大統領の交代の影響は国内に留まらない。エクアドルなどの反米諸国への石油資源の融通などが停止されれば、中南米の各反米諸国の力も弱まるだろう。いくつかの調査では接戦、または対抗候補の支持が高まっているという結果。

MSNのネットニュース:反米の盟主、ピンチ!


『うさぎ!』を読むまでベネズエラが特筆されるべき国であることを知らなかった。

最近の新聞の国際面はシリアの内戦に多くの紙面が割かれていると思う。

ただ、今日は偶然、上にあるラジオニュースが耳に飛び込んできた。

“絵本の国では、人びとの注意力は鉄拳で握りしめられていて、簡単に飽和させられてしまう。お相撲やら何やら、その時々の小さな話題で。”
第23話、60頁

新聞を隅から隅まで読めば、多くのことが知れると思っていた。

学校では新聞を読めと教育される。社会人になったら新聞を読んでいないと、お客さんと話が合わない。


新聞社で校閲のバイトをしていたことがあった。

最新のニュースは社内アナウンスか、ロイター他からの電報。電報というのだろうか、記事が機械からべろべろーっと出力されて、それを雑用係が走っていって校閲記者(上司)に渡す。

重要な記事なら紙面が入れ替わる。その日に載せなくても後日載せられるネタは後回しにされる。記事の優先順位は厳密に決まっている。それを管理する、紙面の構成を決める部があり、これは重要ポスト。

記者が書いた記事を読んで、過去記事との整合性や文字の正しさを検証するのが校正部。それほど影響力は強くないように思う。

構成を担当する部の意見はかなり力があるようで、その意見を推し量って紙面が組まれていくような感じを受けた。

優秀な人たちが配属されるのだろうと思う。


そのときの上司は私の会社経験の中では最高の上司で、ユーモアがあり、皮肉屋な感じもあり、活字が好きで、人が好きで…魅力のある人だった。

そういう人は構成には行かない(行かされない)のだろうなあ、とも思う。


大学生だったので深い話はあまりしなかったけど、今、彼に聞いてみたら、新聞のあり方みたいなものも話してもらえるのかも知れないな。

新聞の秘密を、すごく見ている人だろうと思う。


なぜ知っているのか、なぜ知らないのか…

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