2015年7月23日木曜日

小沢健二の『うさぎ!』とは?


小沢健二さんと言えば、1990年代に「渋谷系の王子様」として人気を博した、日本のシンガーソングライター。1994年のセカンドアルバム『LIFE』が大ヒットしたことは、2015年現在の30代、40代の多くの記憶に残るところではないでしょうか。

紅白でも歌われた『ラブリー』や、スチャダラパーとコラボレートした『今夜はブギー・バック』といった楽曲は、多くの日本人にとって懐かしい「大衆音楽」であるはず。

また、世界的に有名な指揮者の小澤征爾さんが彼の叔父さんであることは、周知の事実であることでしょう。

2010年には全国ツアー『ひふみよ』、2012年には東京オペラシティでコンサート『東京の街が奏でる』を公演。同2012年には『ひふみよ』のライブ音源CDや近著などを綴じた、作品集『我ら、時』をリリースしました。

2015年現在、小沢健二さんはニューヨーク・マンハッタンに、奥さまのエリザベス・コールさん、息子さんの凜音さんとともにお住まいであると風の噂に聞いています。

さて、そんな小沢健二さんは、現在も日本の雑誌等に寄稿するなど、日本語での文筆活動を続けています。なかでも、季刊『子どもと昔話』に連載中の寓話『うさぎ!』には、原子力政策に関する文章や、日本とアメリカの関係を模した「絵本の国」と「基地帝国」との関わりを論じた文章など、興味深い記事が登場。「うさぎ!」を読む会が日本各地で開かれるなど、小沢健二ファン以外も魅了する小説となっています。

小説『うさぎ!』には「うさぎ」という男の子が登場します。友だちには「きらら」「トゥラルパン」という女の子。鋭い観察眼を持った彼らは、「隠された事実」にその手で触れ、その皮を引き剥がしていきます。

様々な気づきを与えてくれる『うさぎ!』。著者の小沢健二さんはどこかの記事で「ずっと続けたい」とおっしゃっていました。「100年、200年後に、『ああ、こんな人がいたんだな』と思ってもらえたら」ともおっしゃっていたような。そんな気持ちで執筆されているようです。

『うさぎ!』に興味を持たれた方へ。小沢健二さんのお父さんである、小澤俊夫さんが設立した「小澤昔ばなし研究所」が発行する季刊『子どもと昔話』は、メールオーダーや定期購読、ホホホ座などの一部書店で手に取ることができます。

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