昔話へのご招待

小澤先生の、ラジオ番組。
タブレットで聴きました。

インドネシアの昔話の回でした。



世界中の昔話に、
共通する文法がある。

極端な状況の出現、
同じ言葉の繰り返し、
シーンの進み方のシンプルさなど。

そして、
いろんな国で、同じようなテーマの昔話が、
共存しているということ。

日本にも、同じような話がある。

口承ならではの特徴は、
国境や民族の境に
遮られることがない。



動物の鳴き声が、
国によって、
異なる言葉でとらえられること。

例えば、今回の昔話に出てきた、にわとりの鳴き声も
国によってとらえ方が異なる。

日本では、コケコッコー。

これにまつわり、
子どもが小さかった頃の思い出。

ドイツに家族で渡ったばかりの頃、
下の子(3歳)は、ドイツ語が話せず
不安な気持ちでいた。

家族で散歩をしていると、
にわとりが鳴いた。
すると、3歳の次男は
「にわとりは、日本語で鳴いてら」と。
確かに日本語を話す私たちには、
「コケコッコー」と聞こえた。

子どもは少々安堵した様子。
親はおかしくて笑った。
そのことが、すごく心に残っている、と小澤先生。


コメント

このブログの人気の投稿

目次/ただいまの状況

小沢健二の連載小説『うさぎ!』はどこで買える?

第1話/昔むかし、あるところに