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小沢健二の連載小説『うさぎ!』はどこで買える?

小沢健二さんの『うさぎ!』はその一部が単行本としてまとめられたことがあり、ご本人のライブツアーのポップアップショップなどで買うことができました。ですが、普通の書店、本屋さんでは扱われていません。 『うさぎ!』が連載されている『子どもと昔話』という年に4回発行される冊子があり、こちらは大きな図書館に置かれていることがあります。京都のホホホ座さんや、下北沢の気流舎さんなど、少数のすてきな本屋さんにも並んでいるようです。 というわけで、『うさぎ!』を読まれたい方は大きな図書館に行ってみて『子どもと昔話』を探してみることをおすすめします。近くにすてきな本屋さんがある場合も探してみてはいかがでしょう。 もっと手っ取り早いのが『子どもと昔話』を購読する方法です。年に3千円台のお値段で、年に4回、冊子がご自宅に届きます。(ただ、現在:2017年10月、小沢さんは音楽活動においそがしいために『うさぎ!』を休載されています。)

2017年2月の小沢健二さんにまつわる出来事たち

「うさぎ!」「子どもと昔話」をご愛読のみなさま、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。 さて、小沢健二さんの連載小説(寓話、エッセイのような物語)「うさぎ!」はここ43の季節において、ずっと、そっと、時に熱く、連載され続けてきました。 43の季節(余りあり)、読者のみなさんと小沢健二さんは場を超え、同じ場所にい続けたわけであります。 そういうわけで、小沢健二さんのシングルが久しぶりに売り出されてからよく聞く「お帰りなさい」に対して、「オザケンは帰ってきたわけじゃなくて、ずっといました、そこここに」と心の中で何度かつぶやいている今日この頃です。 朝日新聞に載った一面広告の文章、おもしろかったですね。2017年冬のうさぎ!第43話とのつながりを感じながら、感慨深く読みました。( 公式サイト「ひふみよ」にも掲載されています。 )みなさんはどう感じられたでしょうか。 ビバ、ガラパゴス! この響きが妙によくなじんで、笑いたくなるような、勇気づけられるような気持ちがします。 日本人デザイナーのつくるデニムの話が、ラジオ「きらクラ!」に登場していました。日曜の昼下がり、お聞きになったでしょうか?(私は、子どもたちを遊び場に送迎しながら、遊びが終わるのを待ちながら、インターネットラジオで聞きました。ラジオ、どうやって聞くんだ?と思ったら、タブレットにちゃんと「ラジオ」というメニューが用意されていました。初めて使った機能。) 日本の人じゃない人が奏でる、雅楽。ジーンズ文化の人じゃない人がデザインする、デニム。そのときに際立ち、明らかになるもの。 自分たちが持っているものと、持っていないもの。人の脳は欠けた部分に意識が行くようになっていると誰かが言っていました(そうだ、学校の保護者講座に来ていた心理学の先生)。持っているものには無頓着になり、欠けているものに執着してしまう、確かにそんなところはあるような気がします。 日本の食パン、日本のデニム。そんな光を小沢さんと小沢さんのご家族が見つけて、こちらに光を返してくれる、そんなやりとり。光を鏡で反射させて、光の欠片を壁に映すようなそんなことに、無心になって、くすっと笑ってしまうんです。 同じようなことを、私は吉本ばななさんからも受け取っています。だんだん訓練されて、自分でも見つけられるようになって...

子どもと昔話69 うさぎ!第42話 きららの断章連作

“切れていく人のつながり ” うさぎ!の次のページに載る、下河辺牧子さんの『老いの場所から』 の一節。アメリカ大統領選挙の直後の今、何とも目に吸いつくような表現です。 花をつくる、世話する時間もなく、電気を吸い取らせた電子機器に何時間も向かう私たち。つながりは消え、街から花が減る……。ドイツでもその様子が見られると言います。 つながり。灰色の嫌うもの。灰色は断絶、孤立を好む。devideという単語を聞く今、灰色はにやにやとしているでしょうか。 もっと大きく、もっと強く。その願いを電気が叶えてきた。同時に、私たちは電気に縛られています。電気が止まればとても困る。ないと困るものは、私たちを縛ります。「縛られているなあ」と、気づく、思うスポットを与えてくれる、そんな『子どもと昔話』です。 集まること、つくること。団結すること。灰色が嫌うことを、日々、していきたい。スマートフォンも使いよう。何万人ものデモも起こせる。離れた仲間を1つのスクリーンに集めて、みんなで花火のような場をつくることもできる。 まだ誰も見たことのない一日を、みんなで迎える。今、何ができるかな。それは大きなことじゃなく、小さなことであるはずです。 春日ひまわり

魔法的を語り合う

目次 伝説の? 呪文 メッセージ 時間を変質させる振動 子どもと魔法 話し手、聞き手 オリーブ育ち・春日ひまわり、ティーカップの女の子・チャ ✦ 縦書き版はこちら チャ「魔法的よかったね。」 ひまわり「よかったよね~。特に新曲が。」 チャ「みんなそう言うね。」 伝説の? ひまわり「でもさ、『今日ライブ行くんです』『誰の?』『オザケンの』って言ったら、相手はね、ことごとく『……』ってあっけにとられた顔で言葉を失うんだよね。」 チャ「『え……? あの?』みたいな。」 ひまわり「そうそう。みんなの中では、昔の神話の登場人物くらい遠いみたいで。」 チャ「あー……ね……。」 ひまわり「『今は子猫ちゃんって言わないんだってね。』とか。オリーブを読んでた友達からは、『おー! オザケン元気にしてる?』って聞かれた。彼女たちにとっては、けっこう近くて、少し遠くに住んでる遠い親戚の兄ちゃんくらいね。  今の小沢健二さんの音楽は説明しにくくて困ったよ。ライブのあのよさを、伝えるのが難しくてさ。」 チャ「そうね…。昔とは違うんだけど、エッセンスは同じって感じかな。あえて言うなら。あとは『大人になってたよ!』とかか。」 呪文 ひまわり「今回のライブで一番印象的な心象画像は、スクリーンに映った歌詞。あの圧倒的な文字量に、とにかくまずすっごく圧倒された。」 チャ「難しい漢字もいっぱいだったね。」 ひまわり「魔法って……どこかまがまがしいでしょう。怪しげな、でもだからこそ気になる、惹かれるっていうか。  あの、文字が歌より先に来る演出はかなり呪文ぽくて、本能的にやばいことが始まる感が出てた。」 チャ「あれだけ先にガンと来られると、つんのめるよね、気持ちが。前のめる。」 ひまわり「だからかな、実際に演奏が始まると、歌はスローテンポだったりするんだけど、煮詰まった濃い感じがしたよ。  でも、歌詞が攻めてきて、前奏を心安らかに楽しめないという……。」 チャ「覚えなきゃ! ていう。」 ひまわり「ねー。次録音出るのいつかわかんないしね。」 チャ「でも歌詞が目で見えると、その歌のメッセージがわかりやすいよね。」 メッセージ チャ「今回のメッセージって...

魔法的

ツアーをお楽しみの皆さまこんにちは。春日ひまわりです。 東京2日間が終わり、今頃になって「ツアーなんだ」の実感が身に染みてきました。 皆さまもお出かけをご計画中のこととお喜び申し上げます。 あまり読み過ぎないようにTwitterを見ていると、どうやらとても評判がいいようで楽しみも増しますね。 かく言う私は参加が際どいのですが、何とかやりくりできればと思っています。 会場ではメモをされた方もいるようで、私もメモ帳を持って参加したいなと思っています。 どんな言葉の切れ端でも、書き殴って帰ってきて、後で見返したいです。 ともに楽しみましょう。Enjoy!

2016年春のうさぎ!

すっかり暖かくなりました。 春の「子どもと昔話」が手元に届きました。 今回、エリザベスさんのフォトエッセイはなく、また「うさぎ!」は番外編としてmitsukiさんの寄稿が紹介されています。 小沢健二さんは5、6月に日本でツアーをする予定で、もしかするとそちらの準備でおいそがしいのかもしれませんね。 安定の牧子さんのエッセイも要チェックです。 不意に土踏まずをマッサージされたような、ほのあたたかい読後感が味わえるのが「子どもと昔話」の魅力だと思います。

うさぎ!読者の1人として

こんにちは。 2012年から始まった「小沢健二のうさぎ!を読む」ブログはめでたく4年目を迎えました。 これも読みに来てくださる皆さんのおかげさまでございます。 2012年と言えば小沢さんが東京で歌った年です。今年2016年の初夏にも日本ツアーをされるそうですので、思い返せばいろいろと考えさせられます。 私事ながら4年で子どもも大きくなりました。小沢さんの息子さんも大きくなられたことでしょう。大人の私は相変わらずな感じですが、子どもたちは4年で様変わりしました。 また、同じ頃フリーライターとして活動を始めた私は、幸運にもいくつかお仕事をくださるお客様とも出会え、ぼちぼちとこいそがしい毎日を過ごしています。 仕事のほか、親やPTAや自治会の仕事など1人何役かを命ぜられ、「大人って大変なんだなぁ」としみじみする日々、季節ごとにふいに届く『子どもと昔話』は私の生活に風を吹き込んでくれます。 時にごうごうと、嵐のように。時にそよそよと、春風のように。 多くのうさぎ!読者の方にとってもきっとそうなのではないでしょうか。時がとまるような、時がその速度を遅らせるような、そんなひとときが季節に1度必ずやってくるのです。 最初に『うさぎ!』を読んだ時にはこんなこと予想もしませんでした。でも今は、区切りで立ち止まらせてくれる(または走り出させてくれる)『子どもと昔話』に感謝の気持ちを持っています。 「これでいいんだな」と思う時もあれば「これじゃいけない」と思う時もあり、成長しているのか退化しているのか自信がなくなることもしょっちゅうですが、『うさぎ!』を読んで明らかに私は変わったと思います。 多くの読者の方もきっとそうでしょう。 これからも『うさぎ!』掲載『子どもと昔話』が紡がれ、私たちの生活にはっとさせるような風と空気を送り込んでくださることを願います。 また時にはこのブログにも遊びに来てくださいね。 春日ひまわり